不動産投資経験者の40%が500万円未満の年収―。ベンチャーサポート不動産(東京都中央区)が20~30歳代男女の不動産投資経験者を対象に実施した意識調査によると、自身の年収が「300万円未満」と答えた人が6・9%、「300~500万円未満」が35・9%で、投資経験者の30%が、500万円未満の投資用不動産を購入。さらに、300万円未満の自己資金で購入している人が約半数を占めていることが明らかになった。
一方、購入した投資用不動産は、「区分マンション」が最も多く、「一棟アパート・マンション」と合わせると60%に上る。また、70%の人が、「希望通りの家賃収入や不動産売却益が得られている」と答え、今後も新たな投資物件の購入も考えているという。
「人生100年時代」という超高齢化社会を迎え、「老後や将来のため」(41・3%)、「安定収入の確保」(19・9%)など、資産形成として不動産投資をする若者が増えていることが浮き彫りになった。
調査は2023年10月に、ゼネラルリサーチのモニターを利用したWEBアンケート方式で実施、有効回答数1046人。