里親制度を多くの人に 門真・ルミエールホールで無料上映会 2月4日

ルミエールホールの別府館長(左)と新極真会の阪本晋治大阪東部支部長
ルミエールホールの別府館長(左)と新極真会の阪本晋治大阪東部支部長

 「子どもを取り巻く社会問題を知ってほしい」と門真市民文化会館ルミエールホールで2月4日、里親制度をテーマにした映画「夕日のあと」が無料上映される。

 上映会は同市で子どもと家族のサポートを目的に活動するNPO4団体(志塾フリースクール、全世界空手道連盟新極真会大阪東部支部、トイボックス、ハッピーマム)の「FOR KIDS KADOMA」が企画。クラウドファンディングなどで運営するやり方で、4年前から取り組んでいる。

 取り組みは全国からも注目され、映画関係者とのマッチングや資金集めなど、無料上映のノウハウを伝授し子ども支援の活動を広げている。

 4作品目の上映となる「夕陽のあと」は、鹿児島県の漁港にある食堂で働く佐藤茜(貫地谷しほり)と、7歳になる里子の豊和(松原豊和)と平穏に暮らす日野五月(山田真歩)の物語。五月は豊和の戸籍上の親になるべく、特別養子縁組の申し立てを行うが、豊和は7年前に東京で起きた乳児置き去り事件の被害者で、実際の事件を元にした感動ストーリーとなっている。

 上映は午前10時半と午後2時。詳細は電話06(6908)5300、ルミエールホールまで。