演歌系アイドル、略してエンドルの小桜舞子が1月25日、神戸・新開地で開かれた「KOBE流行歌ライブ」に出演した。
新曲「海鳴り列車」が先月発売されたばかりで、コロナ禍が明け久々の関西キャンペーン。関西が舞台のNHK朝ドラ「ブギウギ」にちなんで笠置シヅ子の名曲「買物ブギー」(1950年)にも挑戦。神奈川・湘南で生まれ育ちだけに「大阪弁は難しい!」と楽屋で苦笑した。
26日はイズミヤ六地蔵店(京都市伏見区)、同枚方店(大阪府枚方市)でストアライブを開催。「お客さんの顔が見えて、お話しするとウンウンとうなずいて下さったり、拍手を頂いたり。やっぱりナマのコミュニケーションが最高」と楽しそう。
小桜は茅ヶ崎市の生まれ育ちで幼い頃からちびっこ歌謡大会で有名な存在だった。小顔で愛らしい雰囲気で高校時代から注目されNHKのど自慢ではグランドチャンピオン大会に出場。短大卒業を待って2001年にプロデビュー。
新曲「海鳴り列車」は演歌には数少ない積極的な女唄で、一度は別れた彼氏を追って羽越本線で向かう内容。「新潟から酒田経由秋田までの路線は、まさに冬の日本海の海鳴りが聞こえるイメージ。今は豪雪時期でちょっと無理かも知れませんが、もう少し暖かくなったら特急列車で走破したいです」と楽しみな様子。
湘南ガールの小桜にとって関西弁の歌のアクセントは難しいが、この日は「買物ブギー」を軽快なテンポで見事にフルコーラスを歌い切って、会場からは「エェゾ!」と大拍手。本人は「歌詞が細かくヤヤコシィので頭の中で情景を思い浮かべ整理。大阪弁? 楽譜と同じく音階で覚えるので意外に苦にならないんです」と笑顔で種明かしした。
(畑山博史)