瞳は口ほどに物を言う!? 傾聴するコミュニケーションロボット 関西大

瞳だけでコミュニケーションができるロボットPupiloid(ピューピロイド)=東京都江東区の日本科学未来館
瞳だけでコミュニケーションができるロボットPupiloid(ピューピロイド)=東京都江東区の日本科学未来館

 関西大学総合情報学部の瀬島吉裕准教授の研究グループが開発した瞳だけでコミュニケーションができるロボットPupiloid(ピューピロイド)が11月23日から日本科学未来館(東京都江東区)で常設展示「ハロー!ロボット」の展示物として取り上げられている。

 このロボットはコミュニケーション時の音声や振る舞いから、会話の熱量を推定するモデルを実装した傾聴コミュニケーションロボット。実空間での発話や振る舞いを仮想的な温度情報として変換し、会話の熱量を推定することで傾聴態度を制御している。

 実社会への応用としては、認知症や孤独化を予防する観点から、高齢者だけでなく、独居している人が地域コミュニティーへつながる仕組みとして、発話行為を促進させることができると期待されている。