大阪府内、最低賃金1064円へ 2002年以降、最大の引き上げ

 大阪府は、2023年度の最低賃金(1時間あたり1064 円)を引き上げる見通しとなった。これは最低賃金が時給換算となった2002年以降、最大の上げ幅で、これまでで最も高い金額となる。

 大阪労働局長は、7月4日に大阪地方最低賃金審議会に対し、大阪府内の全労働者に適用される「大阪府最低賃金」の改正決定についての諮問を行っていたが、8月7日に同審議会から「時間額を1064円に引き上げること(41円の引上げ)が適当である」との答申を受けた。

 大阪労働局長は、同日付けでこの答申の要旨の公示を行い、関係労働者及び関係使用者からの異議申出に関する手続きを経て改正決定を行う予定。例年通りいけばこの答申通り1064円が大阪府の最低賃金となる。