健康について学ぶだけでなく、人と出会い、外へ出るきっかけにもなる―。パナソニック健康保険組合 松下記念病院では、地域住民を対象とした「市民公開講座」を月2回、参加無料で開催している。身近な体の不調や健康をテーマに、医師や医療スタッフだけでなく、地域の企業や団体とも協力しながら暮らしの中から健康を考える情報を発信している。
同院が大切にしているのが、健康を「知る」だけで終わらせず、実際の行動につなげること。外出は体を動かすだけでなく、地域の交流会や趣味、ボランティア活動などへの参加を通じて、人との会話や新たな刺激を生み、フレイルや認知症の予防にもつながるという。
誰かと話す、新しいことを知る、役割を持つといった経験が生活にハリを与え、気持ちを前向きにする。市民公開講座を担当する経営企画室の清水由香さんは「おでかけのきっかけの一つとして講座を活用してほしい」と話す。健康について学ぶことが、次の外出や人との交流につながる。そんな循環を生み出すことも、地域に根差す病院の役割の一つだ。
その一環として、10月19日には守口市文化センター(エナジーホール)で、「おひざ元気で 筋肉しっかり 外出にっこり」をテーマに同講座を開催する。膝の痛みなどで外出をためらいがちな人へ、元気に出かけるヒントを届ける。(稲 砂登美)
健康講座を外出のきっかけに 松下記念病院の市民公開講座
