「婚活市場においてマッチングアプリが流行し、その手軽さゆえ毎月のように事件も同時進行しています。既婚者、年収が無かった、ホテルに直行、デート商法、詐欺等々…いろんな事件が目に留まります」と警鐘を鳴らすのは、結婚相談所・お見合い塾塾長の山田由美子さん。結婚活動、いわゆる婚活について山田さんの本音に迫ってみた。今回は、その後編を紹介する。
前編:https://weekly-osakanichi2.net/archives/52554

――結婚相談所の良さとは何ですか
山田 マッチングアプリに比べると、結婚相談所はめんどくさい書類をたくさん取る代わりに安心で安全な場所です。逆にいえば面倒の無さが、ほとんど無料で使えるアプリが流行ったわけだと思っています。今やたくさんの方がアプリを利用しています。
「アプリで結婚しました」というケースもあるのですが、事件性のあるものもたくさんあります。対して「結婚相談所」は結婚への確実性がありますし、事件性は聞いたことがないほどです。
気軽な恋愛はアプリでもいいですが、やっぱり家族も絡む一生の結婚は安心な場所でしましょう、ということを言いたいです。アプリで恋愛した人から家族ごと被害にあってしまった、というのも新聞に取り上げられていたと思います。
私のところでも、10人入会に来たうちの8人はアプリも使っています。でも、やっているのに5人は「いいね」を押せない。つまりは繋がるのが怖いのです。あとの3人は「出会った日にホテルに連れ込まれた」「デート商法で40万円のネックレスを契約させられた」「妻帯者」でした。そういう怖い目にあった人は「結婚相談所」に来ます。今後も「自分だけは大丈夫」と言う人がマッチングアプリを利用するのだろうなと思う限りです。
――「傷つくのが怖い」といった男女が多いと聞きます
山田 そうですね。現代で婚活をしている方々は年齢が高い分、プライドもあります。だから相手からは何も言われない。その後「お断り」となるとかなり落ち込みます。まだ会ってもいない人に、プロフィールを見ただけで「受け入れられない」のが怖いのです。はたまた、お申し込みがあっても、会う前に「こんな人はイヤだ」と、自分は言うのに相手から言われると落ち込みます。
結婚相談所は「自分がわかる場所」だと思います。みんな自分は「妥当」だと思っているのに相手が見つからない。それは相手からは「妥当」と思われていないということ。そういう現実を教えるのも結婚相談所です。
男性は、口の周りに唾をためながらしゃべっていませんか?鏡を見て下さいね。鼻毛がはみ出していませんか?唾を飛ばして話さないように。口臭も大丈夫ですか?あまり口に手を当てないでくださいね。その手と握手できなくなります。こういったことをお伝えする必要があります。
――男女それぞれの結婚観は
山田 女性はどんどん「高学歴」「高収入」を狙っていきますね。自分の年収が多いのでそれも仕方ないかと思うのですが、男性にとっては「若くて可愛い素直な女性」が人気で、奥さんが自分のそばにいてくれて、にこやかにしている……そんな理想です。頭の賢さや弁論大会レベルの口のうまさは要りません。根掘り葉掘り聞くより、聞いてほしい、言わせてほしいのです。
また、女性は「この人は私をどれだけ気にかけてくれるのか」「大事にしてくれるのか」「私の友達に会わせても平気でいられるか」「何かあったときにどうしてくれるのだろうか」など、未来のことまでいろいろ考えてしまいます。
――お見合いでも男性は「結婚」を意識して最初から結婚後の話をしがちだと思います
山田 女性は何事も「好きになってから」でしか受け付けられないのですよね。だから、お見合いの日にいろいろ結婚の話をすると「温度差が違う」と断られてしまいます。女性はまず、気持ちは恋愛から入りたいと言うのが望みですね。
私は、年齢で後悔しないためにも男性は28歳から、女性は25歳からの婚活を推奨します。この年齢で結婚をすると親も若いし、本人たちも男性の年収や女性の年齢にはまったくこだわらなくていいし婚活が楽しめると思います。 (おわり)
