ホームセンター再編 コーナンとアレンザが資本提携

 ホームセンター大手のコーナン商事(大阪市)は2月12日、アレンザホールディングスの株式を公開買い付け(TOB)で取得するとともに、同社と資本業務提携契約を締結したと発表した。買付価格は1株1465円。アレンザ側も賛同を表明している。

 公開買い付けとは、不特定多数の株主から一定の価格で株式を買い集める手法。コーナンは今回の取引により、アレンザを持分法適用関連会社とし、経営面で連携を深める。

 両社はともにホームセンターを主力とする。売上高はコーナンが業界3位、アレンザが7位。単純合算すれば業界トップクラスの規模となる。仕入れや物流をまとめることで、コスト削減や価格競争力の向上が期待される。

 大きな柱となるのがPB商品の強化だ。PBとは〝プライベートブランド〟の略で、小売業者が自社で企画し、自社名で販売する商品。中間業者を介さず調達できるため利益率が高いのが特徴だ。コーナンのPB比率は約35%に対し、アレンザは約16%にとどまる。コーナンのノウハウを生かし、アレンザのPB比率を引き上げることで、収益力の改善を目指す。

 このほか、共同出店やテナントの相互活用なども検討する。店舗網を広げることで、関西や関東での存在感を高めたい考えだ。

 アレンザはTOB成立を条件に、2026年2月期の期末配当を無配とし、株主優待制度を廃止する方針も決めた。

 人口減少や競争激化で厳しさが増すホームセンター業界。今回の提携は、規模の拡大と収益力向上を狙った再編の動きとして注目されそうだ。

タイトルとURLをコピーしました