
定番ジャンルで勝負する新大阪土産
「大阪といえばたこ焼き」。たこ焼きをモチーフにした土産菓子は定番ジャンルとして定着し、土産物売り場には数多くの商品が並ぶ。そんな中、この冬、新たに加わったのが「大阪たこマニア やみつきたこせん」だ。オレンジを基調にしたパッケージで、新大阪駅と梅田駅内の土産店の一部に登場した。
開発を手がけたのは、菓子メーカーのシェルティ(大阪市淀川区)。新大阪駅の土産店を中心に商品を展開し、1日1店舗で最大3000箱以上を売り上げる洋菓子「Chips&tips ミルクラングドシャ」など、ヒット商品を生み出してきた実績を持つ。その同社が今回あえて挑んだのが、競合ひしめく「たこ焼き菓子」という分野だった。
狙ったのは、新奇性ではなく〝需要の大きさ〟。「大阪土産として、たこ焼き味はやはり強い。ただ、味で印象に残らなければ、棚に埋もれてしまう」。そう考え、同社が目指したのは「たこ焼きを食べた時の記憶を、土産菓子で再現すること」だった。

味を足し重ねた「たこ焼きの記憶」
甘辛いソースの風味、たこのうまみ、青のりやかつお節の香り。せんべいという制約の中で、たこ焼きらしさをどう立ち上げるかが課題だった。
「最初はどうしても味が弱かった。そこからソース感や香ばしさを一つずつ足していった。ただ、たこ焼きそのものに近づけるだけでは意味がないとも感じました。食べた瞬間に、頭の中で〝たこ焼き〟が完成するところまで持っていきたかった」同社代表の山口幸平さんは、完成までの試行錯誤をこう振り返る。
観光客が多い新大阪駅という売り場を想定し、説明がなくても「大阪らしさ」が伝わることも重視。完成した商品は、たこのキャラクターをあしらい、12枚入り777円(税込)からと手に取りやすい価格帯に設定。個包装で配りやすく、家族用にも職場用にも選びやすい。
「たこ焼き好きがつい手に取ってしまう、そんなイメージで名前を考えました。大阪らしさと、ちょっとした中毒性。その両方を込めて『大阪たこマニア やみつきたこせん』です」と山口さん。
「たこマニア」の名前が、今後どこまで広がっていくのか。展開が注目される。


「大阪たこマニア やみつきたこせん」12枚入り:税込777円・20枚入り:税込1,296円
