南海電鉄は、大阪市北区、住之江区、住吉区で、グループ初となるペット共生型賃貸レジデンス3物件の開発に着手した。新ブランド名は〝サザンネスト〟。人とペットが共に安心して暮らせる住環境をコンセプトに掲げ、2026年秋以降、順次竣工する予定だ。



同ブランドは、ペットとの共生を前提とした設計が特徴。共用部にはペット用のグルーミングスペースを設け、専有部には滑りにくく、手入れのしやすさに配慮した床材を採用するなど、住まいの質を高める設備を導入する。ペットを〝大切な家族〟と捉える価値観が広がる中、心身の健康維持や人とのつながりを生む存在として注目されており、そうしたニーズに応える狙いがある。
大阪市北区の物件は、JR大阪駅(うめきた改札)から徒歩約11分。再開発が進むうめきたエリアに位置し、将来的にはなにわ筋線の沿線となることも見込まれる。交通利便性と都市機能を兼ね備えた立地で、延べ床面積は約2600平方メートル、1LDKと2LDKの計54戸を整備する。
住之江区の物件は南海本線住ノ江駅前、住吉区の物件は同線住吉大社駅から徒歩3分と、いずれも駅近立地が特長だ。住之江区は1LDK48戸、住吉区は1Kから2LDKまで51戸を計画。大阪市中心部へのアクセスの良さを生かし、ペットと都市近郊での暮らしを望む共働き世帯やファミリー層を主な対象とする。
南海グループは、中期経営計画(2025~2027年度)で不動産事業の拡大を重点戦略に位置付けている。沿線外への展開や〝選ばれ続ける沿線づくり〟を進める中、今回のブランド立ち上げもその一環。ペットと共に安心して暮らせる住環境の提供を通じ、持続可能な社会づくりへの貢献も目指す。
今回開発する3物件はいずれも鉄筋コンクリート造の地上9階建て。竣工は住之江区が2026年秋、北区が2027年春、住吉区が2027年秋を予定している。
