寒空に負けない〝餃子熱〟 全国13店が集結「クラフト餃子フェスOSAKA 2025」始まる 初日から盛況

 花博記念公園鶴見緑地(大阪市鶴見区)の大芝生で「クラフト餃子フェス OSAKA 2025」が19~24日の6日間、開催されているということで初日に現地へ行ってきた。

個性派25種類が勢ぞろいした「クラフト餃子フェスOSAKA 2025」の会場=11月19日、大阪市鶴見区

 夕方会場へ到着したが、平日にも関わらず人がそこそこ来場者がいて、寒さも考えると餃子人気を感じる出だし。

 会場では、北海道から福岡県まで、日本各地の人気餃子店13店舗が集結し、25種類の個性あふれるクラフト餃子が勢ぞろいしていた。
 今年のクラフト餃子のテーマは「柔軟さと自由」だそうで、見た目も味わいも個性豊かな餃子が勢ぞろいし、どれを食べるか、悩ましいメニュー構成になっている。
 どれを試食しようか悩み抜いた結果、以下を試食してみた。

 北海道・札幌から参加の「餃子とワイン 果皮と餡」が販売している「バター醤油の揚げトウモロコシ餃子」。

 揚げ餃子の上に十勝産のコーンがバラバラと撒かれたように乗っていて見るからにそそられる。バター醤油の香りも鼻腔(びこう)を刺激し、食べるとなぜか「懐かしい味」な気がした。とうもろこしの甘みとバター醤油の香ばしさの組み合わせは抜群だった。

 栃木県・宇都宮から参加の「宇都宮餃子はちまん餃子」が販売している「大葉香るおろしポン酢餃子」。

 焼き餃子におろしポン酢をかけて食べるもの。大葉たっぷりでさっぱりした鶏餃子は、鶏肉ベースの餃子に1粒につき1.5枚もの大葉を使用した香り豊かな餡(あん)が堂々の存在感。鶏肉と野菜は全て国産で無添加。ポン酢は宇都宮餃子会監修の特製味ぽんを使用。

 京都府・七条新町から参加の「小籠包 包伸一」が販売の「アワビ出汁の京風小籠包」。

 名前からもわかるように、アワビの風味の出汁が効いた肉汁たっぷりの小籠包!
 一口で食べないと出汁が飛び出してしまうので要注意。ただ小ぶりなので女性でも一口で食べられるサイズにはなっている。
 豚肉をベースにした餡は、7時間じっくり煮込んだ鶏ガラスープにアワビの出汁をプラスすることで風味豊かな小籠包に。厚めの皮でモチモチ食感も大満足。

 北海道・札幌から参加の「なかよし餃子エリザベス」が販売する「北海道産帆立昆布出汁のスープ豚餃子」。

 豚生姜餃子×ホタテ×昆布の旨み3重奏を奏でているスープ餃子。出汁の効いたスープと生姜がアクセントになっている餃子の調和が味わえる。北海道をたっぷり感じられる作品に仕上がっている。

 試食したもの以外にも魅惑な餃子が盛りだくさんあり、とろけるチーズ餡の餃子にいちごミルクソースをかけて味わう「玉川精肉店」の「いちごみるくチーズ餃子」、宇都宮餃子の文化を受け継ぐ肉汁あふれる「宇都宮餃子 はちまん餃子」の「肉汁爆発餃子」、京都ポークや九条ねぎなど地元京都の食材をふんだんに使用した「餃子の専門店 福吉」の「福吉特製 伏見餃子」、シャキシャキねぎと甘酸っぱい自家製味噌ダレがクセになる「じゃげな」の「信州味噌タレねぎ餃子」など各店の創意工夫が光る一品が目白押し。

 週末には混み合うこと間違いなしのイベントなので、ゆっくり餃子を味わいたい人は平日のうちの来場がおすすめ。会場内にはテーブルとイスが多数用意されている。鶴見緑地はかなり広い公園なので、餃子を数皿購入して会場外のベンチや芝生の上でピクニック気分で食べるのも良いかも。

 会場では、餃子は一食700円と価格が統一されていて、入り口付近で1枚700円の券を事前に購入するか各店舗でキャッシュレスで支払うかのどちらかになる。

 冷凍餃子など持ち帰り用も販売されていたし、玩具の餃子がガチャガチャで販売されていたことをつけ加えておく。

 開催時間は平日午前11時〜午後7時、土日祝午前10時〜午後8時。入場無料。

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