イタリアパビリオンで行われた記者発表会(10月10日)で、同館の目玉展示の中から「ファルネーゼのアトラス」などが大阪市立美術館(大阪市天王寺区)で展示されることが発表された。
特別展「天空のアトラスイタリア館の至宝」は、10月25日から来年1月12日の会期で開催される。

記者発表会では、イタリア政府代表マリオ・ヴァッターニさん、駐日イタリア共和国大使 ジャンルイジ・ベネデッティさん、在大阪イタリア総領事 フィリッポ・マナーラさん、アンブロジアーナ絵画館 館長アルベルト・ロッカさんらイタリア側関係者が勢揃いし、美術館への誘致を積極的に働きかけた大阪市長の横山英幸さんと大阪市立美術館館長も内藤栄さんも登壇した。


内藤館長からは特別展「天空のアトラスイタリア館の至宝」の見どころの説明があり、会見場内は、特別展の開幕が待ち遠しい雰囲気だった。
同展は、日本とイタリアの国交160周年を記念し、大阪万博のレガシーを文化的に継承することを目的とした展示で、古代からルネサンスに至る西洋美術史の流れを象徴する「ファルネーゼのアトラス」を筆頭に、ルネサンス期を代表する万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチの手稿「アトランティコ手稿」、巨匠ラファエロの師ペルジーノの傑作「正義の旗」の3件を厳選し、展示する。