万博巨大ネギが下仁田町へ 譲渡式を開催

 大阪・関西万博2025も閉幕に近づき「よしもとwaraiimyraii館」で展示されていた現代アート〝問いかけられるネギ〟(高さ4㍍、前長8㍍)が13日の会期終了後、公開コンペで応募があった中から特産品・下仁田ネギで知られる群馬県下仁田町に寄贈される事になり、閉幕を前に同館を運営する吉本興業HDの泉正隆副社長から岩崎正春町長に譲渡式が行われた。

譲渡される万博展示「巨大ネギ」オブジェ。左から2人目が岩崎町長

 製作したアートディレクターMASARU OZAKIさんも出席。製作意図について「見る方が〝なぜ吉本パビリオンでネギ?〟と立ち止まって考える。そして心の中でさまざまに対話する。その瞬間のリアルを感じてほしい」と説明。

 岩崎町長は「11月の下仁田ねぎまつりでお披露目し、後は下仁田駅前に新設予定の『街中活性化情報館』(仮称)で展示する予定。何より地域の子ども達に見てもらって〝万博でネギが展示されたんだ!〟と郷土に誇りを持ってほしい」と大喜び。

譲渡式であいさつする岩崎町長

 記念写真を撮りながらアキナの2人はOZAKIさんに「なんでネギやったんですか?」と質問。OZASIさんは「ネギってお母さんが買い物から帰って来て、かごからはみ出ていていた感じが誰でも一度は記憶があるはず。どこか親しみがあるんです」と説明。岩崎町長は「見れば見るほど下仁田ネギにそっくり。公募を知ってこのネギの実物を見に来させてもらって〝絶対欲しい〟と思い、郷土のネギに対する想いを書き綴って、願いが通じました」と感激の面持ち。

譲渡式で手を振る㊨から泉、OZAKI、岩崎、アキナ

 (畑山 博史)

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