「しまね移住フェア&しまね暮らしマルシェin大阪」開催 多彩な島根県の魅力を発信し、ファンづくりに成果

 「島根県の魅力を知り、体感してもらいたい」と9月28日、大阪市北区のグランフロント大阪北館で、「しまね移住フェア&しまね暮らしマルシェin大阪」(ふるさと島根定住財団主催)が開かれた。

 国宝(出雲大社御本殿)、世界遺産(石見銀山)など、歴史豊かな文化の香りに彩られた島根県は、伝統に新たな価値をプラスした特産品や産業が誕生しており、会場では出展者と来場者が和やかに交流。「島根県のファンになった」といった声が相次いだ。

 島根県の全19市町村が出展した移住相談のエリアでは、担当者が来場者の質問に対応。仕事や住居、子育て、教育環境などについて、特色ある自治体の移住支援施策などを説明していた。島根県の各自治体は、雑誌社の「移住先人気ランキング」で毎年のようにトップクラスに入っていることから注目度が高く、家族連れを中心に人の列が続いた。

 美郷町の販売コーナーでは、東京から移住して定住。植物療法士とハーブティーソムリエの資格を生かして起業した、栗原望さん(42)がオリジナルブランド 「MOMOJU8(モモジュエイト)」を初披露。「緑豊かな大自然に、水と空気がきれいな美郷町にいたからこそ作れたハーブティーです」とアピールしていた。

 安来節の「どじょうすくい」で有名な安来市、エゴマ油の特産化に力を入れている川本町なども、工夫を凝らしたブースを演出。かわもと暮らし事務局長の浪崎健一さんは「川本町で最も素晴らしい所は『人』。心温まるような人たちに囲まれて移住生活を楽しみませんか」と呼びかけていた。

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