門真市とパナソニック健康保険組合松下記念病院は8月29日、市役所別館で包括連携協定を締結した。協定は、健康・福祉・医療・介護予防、まちづくり、地域活性化、市政の発信など幅広い分野で双方の資源を活用し、共創によるまちづくりを推進することを目的としている。
締結式には宮本一孝市長をはじめ市幹部、同院の村田博昭病院長らが出席。宮本市長は「同院は健康寿命の延伸にとどまらず、子どもの教育やキャリア教育など多角的に地域に関わり、市に貢献している。今回の協定を機に、多くの課題解決を共に進めたい」と述べた。
村田病院長も「地域に根ざした医療を心がけ、病気の治療だけでなく健康づくりや暮らしの支えも大切にしてきた。市と連携し、市民が安心して暮らせる地域づくりに貢献したい」と語った。
門真市の平均寿命は全国や府内平均よりやや短く、特に男性では全国平均を下回っている。健康寿命の延伸は市にとって重要課題であり、市は健診結果や生活習慣の記録を一元管理できる「カドマアプリ」を展開。病院も市民講座などを通じて健康意識を高める取り組みを進めており、今回の協定を基盤に市民の暮らしの質向上をめざす。
