
4人組ボーイズグループ「OWV(オウブ)」が大阪・関西万博の「よしもと waraiimyraii館」屋外ステージ・アシタ広場で行われた環境啓発イベント「海と海の生き物のアシタ〜使用済み漁網アップサイクルステージ〜」に出演。詰めかけた女性ファンからスマホカメラの放列を浴びた。
同グループはJO1などを輩出しているオーディション番「PRODUCE 101 JAPAN」に出演した元練習生の本田康祐(30)、中川勝就(28)、浦野秀太(28)、佐野文哉(28)の4人が2020年に結成。出演したテレビ番組の企画をきっかけに環境問題に目覚め、一昨年からコンサート用衣装を使用済み漁網由来の再利用素材で仕立てたり、使わなくなった衣装を裁断してキーチャームに加工するなど23年からサステナブル・アイドルを略した〝サスドル〟として活動している。

メンバーはおそろいの魚網由来の生地を使ったTシャツを着てステージに登場。「ぎょもT(魚網Tシャツ)を作ろう」のコーナーでは、場内の参加者から選ばれた10人がステージ上で「アシタにはできる。ゆるゆる目標」を思い思いの視点でTシャツに書き込み。最後はOWVの4人が環境のために自分が取り組むテーマをTシャツに記入。中川は天ぷら油の再利用、本田は電気スイッチをこまめに消灯、佐野は自走思考(自分で走りながら考える)、浦野はムダに独り暮らしを目指さず家族が住む実家暮らしを継続、と書き綴るとファンから声援と拍手や明るい笑い声が広がった。

最後は22年発表のオリジナル曲「Summer Days」を歌い踊るサービスぶり、ファンは手拍子も忘れスマホで写真や動画撮影に夢中。メンバーは「SDGsのことも独自で勉強したし、こうしたイベントを通じてファンだけでなく子ども達にも環境に配慮する大切さを知って貰えてうれしい」と今後も啓発活動を続けることを約束した。
イベントは9月にも7日(河野良祐)、11日(ネイビーズアフロ)、17日(祇園)、28日(OWV)にも開催予定。
(畑山博史)
