
グランフロント大阪(大阪市北区大深町)は、クリスマスイベント「GRAND WISH CHRISTMAS 2025」を12月25日まで開催している。イベントスタートを記念して、6日にモデル・俳優・歌手として活躍するアン ミカ氏をスペシャルゲストに迎え、クリスマスツリー「Winter Prism Tree」の点灯式を実施した。
同氏は、艶やかなブロンズゴールドのドレスで登場。この衣装について、「私自身がクリスマスツリーの気分で来ました」と笑顔でコメントし、「やっぱりゴールドは、めでたい気分になりますよね」と華やかな色を選んだ理由を語った。さらに、「クリスマスツリーの点灯式に登壇するのが夢だったんです。芸能生活38年の中で今日が初めてで、夢が叶いました」と明かし、念願の点灯式に立ちあえた喜びを表現した。
また、「ツリーの明かりが灯ると、心の中にも温かい光が灯るような気持ちになります」と話し、「暗闇があるからこそ光のありがたみが分かります。街に灯るクリスマスツリーの光は、心の目線まで上げてくれるようで、とてもめでたくてワクワクするもの。今日は皆さんと一緒に、心の明かりも灯しましょう」とスピーチすると、会場は温かなムードに包まれた。
続いて「グランフロント大阪にはしょっちゅう来ています」と話す同氏。「15年前に東京に拠点を移しましたが、その頃から大阪の再開発がどんどん進み、来るたびにうめきたエリアが生まれ変わっているのを感じます。その中でもグランフロント大阪は、早い段階で完成した、行きやすく居心地の良い場所。近未来的でありながら、どこか温かみやグリーン(緑)もあって、心が深呼吸できるところが魅力ですね」とコメント。「グランフロント大阪のクリスマスはすごくアーティスティックで、かっこよくて未来的な印象。毎年どんなツリーになるのか楽しみにしています」と目を輝かせ、「今年はどんな光が生まれるのか、とてもワクワクします」と期待を寄せた。
メインクリスマスツリー「Winter Prism Tree」が点灯の時を迎えると、司会者のカウントダウンに合わせて同氏がスイッチをオン。ツリーとオーロラ色のベールに煌びやかな光が灯され、空間全体が幻想的な光に包み込まれた。

点灯の瞬間を見つめた同氏は、「真っ白な世界から少しずつオレンジやブルー、最後はピンクラベンダーへ。 まるで人生模様のようで、本当に美しかったです」と感動を語ったた。そして「ツリーって〝ただキラキラしている〟だけでも十分美しいのに、ここまで多彩な表情を見せてくれると、ずっと見入ってしまいますね。お子さんから大人まで、みんなで楽しめると思います」と気持ちを綴った。

本イベントのテーマである「WISH(願い)」にちなみ、同氏の願いを伺うと、フリップに「心の平和」と一言。「心が落ち着いて、自分で自分の機嫌を取れていると、誰かに優しくなれたり笑顔を返したくなったりしますよね」と話し、「笑顔の輪を自分から振りまきましょうと、いつも言っているんです。そういう意味でも〝心の平和〟はすべての始まり。自分の心が穏やかだと、周りにも優しさが広がっていくと思います」と希望に満ちた表情で締めくくった。

大阪・関西万博では、パビリオンアンバサダーを務めた同氏。今年のクリスマスでは、万博のオランダ館で展示されたミッフィー像がグラングリーン大阪に再登場することについて尋ねられると、「素晴らしいと思います。万博に行かれた方は、少し〝万博ロス〟を感じていると思います。150を超える国と地域の方々が大阪に集い、国を越えて交流できたことは本当に特別でした」と振り返った。「この歴史を見たお子さんたちは、国の垣根を越えて生きていく感覚をきっと持ってくれると思います。平和のかけらを私たちに与えてくれた、あの素晴らしい体験がこうして街に戻ってきてくれるのがとても嬉しいです」と喜び、万博からうめきたへ受け継がれたレガシーへの思いを伝えた。
仲睦まじい夫婦としても知られる同氏。思い出に残っているクリスマスについて問われると、「私たちはバレンタインでもクリスマスでも、女性だから男性だからということは関係なく、お互いに感謝を伝え合う日として過ごしています」とコメント。
さらに「結婚して15年になりますが、以前、夫が海外出張でクリスマスを一緒に過ごせなかった年があったんです。翌年はその分を取り戻そうと、まず日本で過ごしてからハワイに向かい、時差の関係で2回のクリスマスを過ごさせていただきました(笑)」と笑顔でトークを展開。思い出を振り返りながら「どんな形でも一緒に感謝を伝え合えることが一番の幸せです」と話し、仲睦まじいエピソードに会場はあたたかな雰囲気に満たされた。
最後に「38年の芸能人生で初めて点灯式に参加させていただいて、こんなにロマンチックで素敵で、すごく洗練されたツリーの点灯をさせていただいたのは一生胸に残ると思います」とコメント。
さらに来館者に向けて、「寒い季節でも、グランフロント大阪のツリーの灯りで心があたたかくなります。大切な人と一緒に、笑顔でツリーを見上げてほしいです」とメッセージを送り、会場は温かな拍手とともに光の余韻に包まれた。
同時間帯には、うめきたの街路樹を彩る「Champagne Gold Illumination in UMEKITA」が、グランフロント大阪とグラングリーン大阪で同時に点灯。過去最多となる約48万球のLED装飾で街がシャンパンゴールドの輝きが街を彩った。また、梅田のシンボルとして親しまれているアートオブジェ「テッド・イベール」も赤のケープでクリスマス仕様にドレスアップ。来街者にクリスマスシーズンの訪れを告げた。


さらに、グランフロント大阪では、誕生70周年を迎えた「ミッフィー」とのコラボレーション企画「miffy Christmas in UMEKITA」をグラングリーン大阪と共同開催。両施設にある、合計5か所のミッフィー像を巡るデジタルスタンプラリー企画「miffy Christmas Rally」や、施設内に散りばめられたミッフィーのモチーフを探す「Finding miffy!」といった共通施策など、うめきた全体がミッフィーの世界観に包まれる特別なクリスマスを楽しめる。

今年のうめきたエリア(大阪駅北地区)は、3月にグラングリーン大阪・南館がグランドオープン後、初めて迎える特別なクリスマスシーズン。グラングリーン大阪と共に「うめきたの冬を、ひとつに。」という想いを込め、両街区で冬季施策の共通メッセージ「UMEKITA WINTER」を掲げる。前述のイベントをはじめ、うめきたエリア一体となって、華やかな冬の景観と体験を届けてくれそうだ。

