フィンランドの国民的キャラクター・ムーミン誕生80周年を記念し、「ムーミンの日」イベントが8月9日、北欧パビリオンで開催された。
誰もが知っていて、誰もが愛くるしい姿に思い出があるだろうムーミン。このムーミンの誕生を祝うイベント「ムーミンの日」に参加してきた。
ムーミンやスナフキン、ニョロニョロなどの下絵を使ってオリジナルのポストカードを作るワークショップが開催され、参加した子どもたちだけでなく、大人も楽しそうに色を塗ったりハサミを使ったりして楽しんでいた。
完成したポストカードはムーミンの図柄が入った記念切手を貼って、真っ青な色をした特別な郵便ポストに投函することで、宛名の住所へ届けてもらえる。
また、当日8月9日の消印も押してもらえるが、この日はムーミンの生みの親、トーベ・ヤンソンの誕生日にあたり、大きな意味を持つ消印なのだ。
もし彼女が生きていれば今年で111歳。
手紙ができ上がるころを見計らって、会場にムーミンが登場し、参加者たちと記念写真に収まって、皆に思い出の時間をプレゼントしていた。
イベントの開始に先立ち、フィンランド政府代表のニタ・ピルカマさんがスピーチを行い、「多様性を受け入れ、誰もが安心して戻れる場所があるという、ムーミンの物語に込められてきた思いを受けて生活しているから、フィンランドが8年連続で世界幸福度ランキング1位に選ばれたのではないか」と言い、「フィンランド国民の幸せにはムーミンの価値観や生き方がつながっている」と紹介していた。
帰り際にはムーミングッズの詰め合わせをいただき、最高の1日を堪能した。