【万博】6500年眠った古代樹「文明の森」が再オープン 人類文明の証人

 安全性の理由で4月末から閉鎖されてしまっていた「Forest of Civilizations(文明の森)」が7月20日から再オープンになっている。

 黒い巨大な樹木がたくさん立てられた姿は、それだけでも見もの。実はこの「Forest of Civilizations(文明の森)」は、世界でも珍しい樹齢6500年のオークの亜化石で作られた森を舞台にした古代の森のインスタレーションで、それぞれの木に万博参加国の国名が付けられているので、どの木がどの国なのか探してみる楽しみ方ができる。

文明の森、万博

文明の森、万博

文明の森、万博

文明の森、万博

 全体では130本以上の希少な樹木が展示され、この種の展示会としては史上最大となる。

 亜化石とは化石になる手前の状態で、何千年もの間、地中で保存されてきたこれらの驚異的な樹木は、人類文明誕生の生き証人であり、今や世界的な団結と回復力を称える相互連結した記念碑を形成している。

文明の森、万博

 これらの古い木々の年輪には、何千年もの歴史が刻まれており、これらは象徴的に全世界を1つの「根系」、1つの有機的存在の中に繋げているのだ。人類最初の文明が作られた時代の最初の証人として、これらの木々は人類の物語も共に語り継いでいる。

 また、この樹木たちは2016年にチェコ共和国の地中8メートルの深さから発見されたもので、その一部を使ったアート作品がチェコパビリオンの中に展示されている。作品に触ることもできるので、チェコパビリオンに行かれる人はチェックしてみてほしい。