帰省中の学生も対象
大阪府は29日、府庁で行われた定例記者会見で、19〜22歳の大学生世代に対し、1人あたり7000円相当の食費支援を実施すると発表した。申請受付は9月16日午前9時から始まり、12月16日まで。府によると、物価高騰の影響を受けやすい若年層への支援と、孤立しがちな大学生世代へのつながりづくりを目的とする。
支援の対象は〝居住〟または〝帰省・滞在〟の大学生世代
対象となるのは2003年4月2日〜2007年4月1日生まれの若者で、現在、大阪府内に住んでいるまたは、府外に住んでいても、夏休みや年末年始などで年間1カ月半以上、大阪府内に滞在する見込みがある人が支援の対象となっている。吉村洋文大阪府知事は会見で「府外に進学した学生でも、実家などに帰ってくる人も支援対象に含める。幅広く支援を届けたい」と述べた。
給付内容は「お米Pay」か食料品などの現物支援
対象者は、7000円相当の支援を受けられる。利用方法は、大阪府内の登録店舗で使える電子クーポン「お米Payおおさか」または指定された食料品からの選択。詳細は、専用サイト(https://www.osaka-kodomoshien.com/wakamono/)へ。
オンライン申請は9月16日開始、使用期限は翌年2月14日
申請は大阪府の専用サイトからオンラインで受け付ける。オンライン申請が難しい場合はコールセンターに連絡すれば、紙クーポンなどの対応が案内される。クーポンの利用期限および物品の申込期限は2026年2月14日まで。
背景に若者の孤立と物価高騰
府によると、大学生世代は物価高の影響を受けやすく、孤立や経済的不安を抱えがちな年代。支援を通じて、日々の生活の一助とするとともに、「つながりのきっかけ」も生まれることを期待しているとしている。
