梅田の夏、〝ゆかた〟でつながる 「梅田ゆかた祭2025」開幕 五会場で多彩な催し

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大阪駅「超夏祭り」ではピカチュウや氷縁日も登場

昨年のゆかた着付けショー

 大阪・梅田の夏の恒例行事「梅田ゆかた祭2025」が、1日から始まった。12回目を迎える今年は、「みんなで つなぎ、おどろう」をテーマに、梅田で働く人・暮らす人・訪れる人が一体となって楽しめるイベントを、梅田一帯の5会場で展開。大阪ステーションシティ(JR大阪駅)や阪急茶屋町、グランフロント大阪などを舞台に、ゆかた姿の来場者を迎える夏のにぎわいが始まった。

 目玉となるのは、7月19、20日に大阪ステーションシティの5階「時空(とき)の広場」で開催される「大阪駅の超夏祭り2025」。ゆかたファッションショーやステージ演奏、子ども向け縁日など、家族連れから外国人観光客まで楽しめる企画が目白押しだ。

大阪ステーションシティの5階「時空(とき)の広場」の会場イメージ。世界や日本の祭りをコンセプトにしたカラフルな装飾で演出

 ファッションショーでは、上田安子服飾専門学校の学生が「世界をまとう」をテーマに、海外の文化から着想を得た浴衣スタイルを披露。大丸梅田店の「ポケモンセンターオーサカ」からはピカチュウが登場し、子どもたちの歓声を集める。

 音楽・パフォーマンスも充実。近畿大学吹奏楽部やMIKI MUSICサロンのトランペット・津軽三味線の演奏、大阪大学のベリーダンスサークルによるショーのほか、キッズ向けダンス体験も開催。フィナーレは大阪フィルハーモニー交響楽団による「大阪クラシック」の特別ステージで締めくくられる。

 同所内の各階広場では、ファミリーで楽しめる体験型の催しも多数。5階連絡デッキでは「キッズ縁日」として、アヒルすくいや水中コイン落とし、千本引きなどが登場。11階「風の広場」では、トマトすくいや野菜をテーマにしたワークショップが楽しめる「お野菜縁日」、氷に閉じ込められたおもちゃを救い出す「氷縁日」など、涼を感じられる工夫が施されている。

昨年のキッズ縁日

 さらに、今年は新たな取り組みとして、館内飲食テナントによる屋台出店を初開催。「バルチカ03」からは「発酵まんま」のおにぎり各種、「がんこ魚美酒進」からは水わらび餅や鰻・玉子串、ルクア大阪「ルクアーノアイス」など、梅田グルメを屋台スタイルで楽しめる。

 もう一つの新企画は「スナック文化」体験。5階「時空(とき)の広場」に設けられた特設ブースでは、現役のスナックママとの会話やカラオケ大会を通じて、昭和の社交文化を子どもも大人も気軽に体験できる。

 期間中は、浴衣姿で館内の対象店舗を訪れると、割引サービスやノベルティプレゼントなどの特典が多数用意されている。

 〝夏の梅田を浴衣で彩る〟恒例の風物詩。今年も多彩なプログラムで、まちと人のつながりを深めるひとときを届ける。