
無料コーヒーの誘いに乗って列に並ぶとそのままパビリオンの中へ誘われるインドネシアパビリオン。
試飲サイズのコーヒーを1口飲むと数十人単位でグループになって説明を聞き、「Are you ready?」という掛け声に「YES」と答えるとドアが開き、いきなり目の前にジャングルが出現。植物は全てインドネシアから持ってきたという力の入れよう。多種多様な植物が生育しているインドネシアの特徴を端的に現している。植物の間には絶滅危惧種のスマトラトラや、アジアゾウなどのオブジェが置かれていて、孔雀はアーティスティックに仕上げられていて見もの。


登り坂になった通路を歩いていくと両側の壁にたくさんの写真があり、これはインドネシアの人々の顔だそうで、有名な人が多く含まれているそうだが、一般人も一部含まれていて、人々の多様性を表現しているという。


次に入った部屋では、都市の模型が設置されていて、照明による演出がなされていた。マレーシアの未来都市に近いものの様に見えるが、こちらは移動が決まっている新首都になる「ヌサンタラ」の模型なので、何十年後にはこの街は現実のものとして誕生する。
ただそれがいつになるのかは、国内でも誰も判らないらしく、ここでも国民性を感じる。

次の空間では、伝統の技術を使った織物が多数展示してあり、織り方や素材の違いからでき上がりの差を楽しめる。
最後に伝統芸能の影絵のミニドキュメンタリー映像をみて終了。



出口の前にはカフェとギフトショップがある空間があり、ちょっとしたお茶タイムを過ごすのには良さそう。
最初のジャングルに驚かされるが、それ以外は自分のペースでゆっくり見て回れるパビリオンだった。