経済

属人化は「見えない経営リスク」 新人の早期離職や教育負荷の軽減に

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業務を整理・可視化するテンプレートを無料配布

mayclassの矢澤佑紀子代表

 少子高齢化や人手不足、働き方改革が進む中、企業経営に静かに影を落としているのが「属人化」。特定の人に業務が依存し、他の人が対応できない状態は、業務のブラックボックス化を招き、引き継ぎや教育が困難に。特に中小企業では、この属人化が大きな経営リスクとなっている。

 属人化は単なる「現場のやり方の問題」ではなく、組織の成長スピードや働きやすさに直結する社会課題だ。人が辞めるたびにゼロから教育が始まる組織と、誰でも業務を回せる仕組みを持つ組織では、生産性や定着率に大きな差が生まれる。

 こうした課題の解決に向けて注目されているのが、mayclass(東京都渋谷区)が提供する、業務を「目的・手順・担当者」ごとに整理・可視化するテンプレート「業務分解図」。業務フローの全体像を明確にし、属人化や無駄・ボトルネックの発見につなげることができる。

 属人化された仕事が誰でも引き継げる形に変わることで、新人の早期離職や教育負荷の軽減にもつながる。マニュアル整備やDX化の第一歩として、業務を「見える化」することは、組織の持続可能性を高める上で重要だ。

 現在、150社限定でExcel形式の「業務分解図」テンプレートの一部を無料配布している。同社の矢澤佑紀子代表は「属人化や非効率は、可視化することで変えられる。未来の働き方へ、第一歩を踏み出すきっかけを体感してもらえれば」と話している。

 問い合わせはメール、info@mayclass.co.jp、同社へ。