
ベトナムパビリオンが5月1日にオープンした。フレンドリーな雰囲気のパビリオン内は所狭しとパネルが貼られていて、様々なものが展示されていた。
私たちの多くは東南アジアの国として認知していると思うが、急激に発展中で農業だけでなく、工業でも世界トップレベルの位置に届く勢いで、人口は1億人を超えた。パビリオン内の展示は、日本が経済的に追い抜かれるのも時間の問題ではないかと感じされる内容だ。


特に印象に残ったのは、ベトナムは54の民族が集まってできた国だという説明と、54の民族の名前を紹介していたこと。諸説あるが、単一民族の日本とは全く対照的な人種構成で、1億人の人口で国を一つにまとめて維持するのは大変だろう。しかし54の違った叡智や知見が集約されたら凄いことになるのかもしれず、今後が楽しみな国だ。


独自パビリオンではなく、協会が用意した建物を使ったパビリオン出展なので、一回りするのにかかる時間は10~15分。そこから足を止めて資料を読み込んだり、スタッフに話しかけたり、質問したりするとあっという間に30分くらいは過ぎてしまう。
このサイズのパビリオンでは、どこに自分が積極的に情報を取りにいくか、で面白さも楽しみ方も変わってくるし、その国について得られる知識量も相当違う。
多様な人と話すだけでも楽しく、それが簡単にできるのが万博。貴重な機会を有効に活用しよう。