大阪・関西万博に向けて様々な挑戦に取り組んでいる関西大学「万博部」が、世界中の人々と繋がるためのアイテムとして、関大クラフトコーラ「關杯(かんぱい)」を完成させた。1本250㍉㍑入りで2000円(希望小売価格)。炭酸水で5~6倍程度に割って飲むタイプだ。
キャッチコピーは、「一息ついて、笑顔咲かせよう。みんなとシェアしたい、爽やかクラフトコーラを関大から」。その言葉どおり、口当たりの良さが特長で、老若男女に愛される飲みやすい仕上がりになっている。さらに同学のキャンパス所在地である吹田・高槻・堺・大阪市それぞれのご当地レモンを原料として取り入れ、千里山キャンパスのイチョウの葉をブレンドするなど、関大らしさを感じられる独自の風味を実現。また、味のアクセントとして、本学SDGsパートナーとして連携する徳島県産の摘果(てきか)すだちを使用した。
クラフトコーラづくりは、関大万博部の關杯チームが、2023年5月のチーム発足時から取り組んでいるプロジェクトだ。実際に試作する中で、初対面だったメンバー同士の仲が急速に深まり、絆が形成された経験から「国や宗教に関係なく世界中から愛されるコーラが、万博をきっかけに人と人を繋ぐアイテムになるのではないか」という着想を得てスタートした。
クラフトコーラには、ビタミンCが豊富な柑橘類のほか、クローブやカルダモン、ジンジャー、バニラビーンズ、ナツメグ、コーラナッツなど、健康に良いとされる成分が含まれている。同チームはすでにシリーズの第1弾として、2024年10月に関大クラフトビールを商品化している。また、同12月開催の「関西大学まちFUNまつり」では、クラフトコーラを初披露。「コーラって健康に悪そう」というイメージを一新すべく、添加物を一切使わない「健康的なクラフトコーラ」の魅力を伝えた。
今後は、万博会場での試飲・販売を視野に入れ、関西大学が主催・出店するイベント等での販売を実施予定だ。