大阪府の有識者会議は8月30日、ホテルや旅館の宿泊者に対して課せられる宿泊税を引き上げる答申を府に提出した。早ければ2025年4月に開幕する大阪・関西万博の会期中に適用する方針。
現在、宿泊税は1泊の料金7000円以上が対象で、1万5000円未満が100円、2万円未満が200円、2万円以上は300円。府の案では対象を1泊5000円以下に引き下げた上で、1万5000円未満は200円、2万円未満は400円、2万円以上は500円とする。これにより、現在の年間25億円余りから約80億円の税収を見込む。
なお、就学旅行生などについては、リピーターの獲得の観点から課税対象外とする。