「空飛ぶクルマ」初の機内操縦 大阪城で日本初

 2025年大阪・関西万博で実用化を目指す「空飛ぶクルマ」の有人飛行実験が3月14日、大阪城公園(中央区)内の野球場で実施された。屋外でパイロットの操縦による空飛ぶクルマの飛行は国内初で実証飛行は、大阪府市と大阪商工会議所の協力で実施した。

 使用されたのは、丸紅とパートナー関係にある米リフト・エアクラフトが開発した1人乗りの「ヘクサ」(全長4.5メートル、高さ2.4メートル、重さ221キロ、プロペラ18枚付)。機体は18個のプロペラを回転させながら地上8メートルまで浮上し、旋回するなど約10分間の飛行に成功した。さまざまな飛行パターンを試し、運航時に発生する風や騒音など実用化に向けたデータを収集した。