大阪中之島美術館(大阪市北区中之島4)は、第7回アップサイクルワークショップを11月24日に開催する。開催時間は午前10時半からと午後2時から各1時間程度となっており、定員は各回20人で小学5年以上が対象。事前に同美術館のチケットサイトでの申し込みが必要で、参加費は500円。
展覧会の終了後に廃棄される巨大な垂れ幕を、図録など大判の本にも使える「織柄ブックカバー」にリサイクルする取り組み。今回の素材は、昨年開催の「特別展 生誕270年 長沢芦雪 ―奇想の旅、天才絵師の全貌―」の垂れ幕を使う。
事前に垂れ幕のカット処理は社会福祉法人「いちょうの森」(泉佐野市)の事業所で行われ、加工に必要な物品は接着剤やシーリング材の最大手企業コニシ(大阪市中央区)が協賛する。環境への配慮や福祉を支える視点を盛り込んだ取り組みで、持続可能な社会の実現を目指すSDGsのパートナーシップの精神となっている。
■大阪中之島美術館/大阪市北区中之島4丁目3−1
https://nakka-art.jp/