「きなんせとっとり 砂の国フェスタ」 大阪・天王寺公園で開催 23日まで

砂像の前で鳥取の魅力をPRする、鳥取しゃんしゃん鈴の音大使の坂口さん(左)と吉尾さん

鳥取しゃんしゃん鈴の音大使も鳥取の魅力をPR

 国内外から鳥取市への誘客促進に力を入れている鳥取市は、大阪市の天王寺公園「てんしば」で観光イベント「きなんせとっとり 砂の国フェスタ」を開催している。初日の14日は 第24代鳥取しゃんしゃん鈴の音大使の吉尾真歩さん(23)と 坂口更紗さん(21)が傘踊りを披露し、鳥取の魅力をPR。鳥取砂丘の砂で作られた高さ約2㍍の砂像の展示や、鳥取市の特産品や観光名所などを紹介するテントコーナーも設けられ、市民やインバウンド客でにぎわっている。23日まで。

 来年4月12日に開幕する大阪・関西万博の関西パビリオンに、鳥取県は「鳥取県ブース」の出店を決めており、万博を契機に誘客活動を強化している。そうした流れに呼応して鳥取市は今回のフェスタを企画。期間中、会場の2か所にインフォメーションコーナーを設置して、鳥取市の観光情報、万博タイアップイベントなどの情報を流している。

 21日から最終日まで店開きするテントコーナーのブース「鳥取FOODマーケート」では、鳥取産梨ふわふわ雪氷、鳥取和牛カルビ焼きなど、鳥取ならではの食を楽しむことができる。

 初日に8歳の長男を連れて訪れた会社員の村田麻世さんは「小学生の頃、家族旅行で鳥取砂丘を訪ねた思い出があり、今年のゴールデンウイークに鳥取旅行を計画しましたが、宿泊の予約先はどこも満室で断念。イベント会場に特設の砂場で子供が楽しそうに遊んでいる姿を見て、改めて家族で鳥取に行きたいと思いました」と話していた。