救急の日から始動 救命現場に居合わせた人のメンタルをサポート

 水難事故予防や小児応急手当の講座・ワークショップなどを行っているNPO法人「AQUAkids safety project」が9月9日の〝救急の日〟から、新たな取り組みとなる「バイスタンダーサポートサイト」を開設した。

 〝バイスタンダー〟とは、救命現場に居合わせた人のことを指す。

 同団体によると、駅のホームで倒れた人に遭遇した人や、自宅で家族の急変に対応した人も含まれる。救命現場に居合わせたとき、「怖くて何もすることができなかった」と答えた人や、救命に参加した際に「あの後どうなったのか心配」と考え心がモヤッとした経験があると答えた数は、バイスタンダーの約半数にのぼるとのデータがあるという。

 同サイトでは、そのような人を対象にオンラインでメンタルサポートを行っていく。

 サイトから申し込むと、同じようにバイスタンダーを経験した専門のカウンセラーが不安や悩みを聞き、サポートしてくれる。60分間無料で1対1の形式でカウンセリングを行う。
 対応するスタッフは「全員がメンタル心理カウンセラーなどの有資格者なので、安心して心の内を打ち明けてほしい」と話している。

■NPO法人AQUAkids safety project(アクアキッズセーフティープロジェクト) 救命事業部/大阪市中央区南本町2-1-1 TDフロア1階