デビュー25周年の演歌歌手おおい大輔 2年ぶりにシングル「願い星」をリリース

 今年還暦(60歳)でデビュー25周年の区切りを迎える在阪の演歌歌手、おおい大輔(59)が約2年ぶりとなるCDシングル「願い星」を出した。カップリング曲「かんにんや」の2曲とも自身がギターで作曲。シンガー・ソングライターとしてレコーディングした曲はこれで計4作。普段から「まぁえぇか!?」がキャッチフレーズの片意地張らない生き方が身上だが、新曲への意気込みなどを聴いた。

新曲ジャケット写真の衣装でキメるおおい大輔

 長く〝浪花演歌の女王〟天童よしみ(69)の付け人兼運転手を務め、1999年にプロデビューした時に芸名を、普段呼ばれていた「お~い、大輔!」から決めた。17作目シングルになるがCDの2曲とも自作は初。「小山内圭先生の詞が先にあったんです。それに僕がギターで曲を付けた。難しいコードは使こてないよ、いつも通り少しずつ口ずさみながら。字余りになった歌詞は少し手を入れさせてもらいました」と説明。

やんちゃな衣装にサングラスのおおい大輔「似合う?」

 25周年について「ちょうどその頃生まれた娘がもう学校を出て独り立ちしました。こんな長い間歌い続けられるとは思てなかった。天童さんは年も近いのでお姉ちゃんみたいな存在。コンサートの時は呼んでくれるし、僕のライブの時はゲストで来てくれはる。ありがたいですね」と師弟愛ひしひし。

大阪の街並みをバックにガッツポーズのおおい大輔

 コロナ禍でしばらく開催できなかった単独ライブも10月15日に大阪・羽曳野市のLICはびきの(市立生活文化情報センター)での開催が決まった。持ち歌以外のカバー曲も幅広く歌うので元々ライブが得意、楽しみにしているファンも多い。「今回は〝大輔の家にようこそ〟という設定で、自分の部屋みたいな場所でギター持って。バンドのメンバーは友達感覚で部屋に入ってくる」と構想を語る。

新曲CD「願い星」(おおい大輔)のジャケット

 新曲「願い星」は、地方から東京に出て昼夜分かたず働く男の歌だが「僕は天童さんと同じくこれからも大阪を拠点に、応援して下さる方々のもとに出かけていって頑張るつもり」と肩の力を抜いて歌い続ける。

(畑山博史)