全国初 大阪市内の薬局、錠剤「一包化」の委託可能に

 薬剤の飲み忘れや過剰摂取の防止のため複数の錠剤を一つの袋にまとめる「一包化(いっぽうか)」の業務について、大阪府市は7月1日から市内の薬局が外部に委託できるようになった、と発表した。全国初の取り組みで、中小の調剤薬局が大型薬局に委託することで、服薬後のフォローや在宅医療などの業務を充実させる効果が期待される。府・市が国家戦略特区事業として共同提案し、4日の国家戦略特別区域諮問会議(議長・岸田首相)で認定された。

 大阪市は7月1日から、規制緩和の適用を求める薬局の受け付けを始める。