厚生労働省は5月14日、65歳以上の高齢者が支払う介護保険料を発表した。大阪市の保険料の基準額は月額9249円で、全国で最も高くなった。同2位は守口市の8970円、同3位は門真市の8749円。
介護保険料は、高齢者の数や介護事業者が提供しているサービスの数などによって異なり、各自治体が3年ごとに保険料を見直し4月に改定された。全国最高額の大阪市は改定前から1155円アップし、初めて9000円を超えた。
保険料が高い要因について、大阪市の横山市長は「他の自治体に比べて一人暮らしの高齢者が多いことなどを指摘し、「健康寿命を延ばして介護をできなくていい街づくりをしていきたい」と話している。