大阪駅西・新駅ビル「イノゲート大阪」が7月31日開業 「ジョジョの奇妙な冒険」荒木飛呂彦氏がアート制作

イノゲート大阪の完成イメージ。左はルクア大阪のあるノースゲートビルディング

2~5階に50の飲食店が出店「バルチカ03」も同日オープン

 大阪駅西側の新駅ビル「イノゲート大阪」と、同建物内2~5階に50店舗が出店する飲食ゾーン「バルチカ03」が、7月31日に開業することが決定した。

「バルチカ03」5階フロアイメージ

 JR西日本、大阪ターミナルビル、JR西日本大阪開発が進めているプロジェクトで、地上23階・地下1階建て。JR大阪駅の新改札口(西口)に直結、2 階連絡通路で大阪ステーションシティ(ノースゲートビルディング)、グラングリーン大阪方面と接続する。施設内は飲食店舗「バルチカ03」(2~5階)、書店併設カフェ「TSUTAYA BOOKSTORE」のオフィスロビー(6階)、フレキシブルオフィス(9~10階)などで構成される。11~22階のオフィスフロアは2024年秋以降に開業予定。

 オフィスにはフロアを巡回し対話できるロボットなど、最新技術を取り入れる。透過型のディスプレイを搭載の横幅約7メートルの総合デジタル案内端末(通称うめきたスコープ)や、計74面のデジタルサイネージを導入。清掃や警備を行う自律型ロボットを導入し、労働環境改善などを図る。

 開業に合わせて、「大阪駅西側地区アートプロジェクト(仮称)」が始動する。複数のクリエーターが大阪駅の西側エリアに多様なアート作品を制作、展示を計画。人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズ作者の荒木飛呂彦氏が参加。かつて大阪駅のシンボルとなっていた「噴水小僧」をテーマに、パブリックアートを制作し、同日に設置する。

パブリックアート制作に初挑戦する荒木飛呂彦氏

 また、同日には商業施設「KITTE大阪」や劇場、ホテル、オフィスが入る大型複合施設「JPタワー大阪」も開業する。