ラジオ大阪とコラボし「関西でまずヒットを」 京都拠点の演歌歌手・五条哲也

 生まれ故郷の京都市を拠点に音楽活動する演歌歌手、五条哲也(53)が関西シリーズ第2弾として1月に出した新曲「好きさ神戸」でOBCラジオ大阪とコラボしている。

OBCパーソナリティーの原田年晴アナ㊨の肝いりで番組内で支援コーナーができた五条哲也㊥

 月曜と金曜の昼間に放送の「かぶりつきマンデー・フライデー」でパーソナリティーを務める原田年晴アナが今月から五条の支援コーナーとして「五条上々好きさ神戸」を開設。リクエストで曲を流す一方、トークや関西各地でのキャンペーン予定紹介などのプロジェクトが始まった。

 「ヒットするまで頑張ろう」と激励する原田アナに、五条は「ラジオで定期的なキャンペーンなんて初でとてもうれしい。関西の曲ですから、まず関西でヒットさせ皆に恩返ししたい」と張り切っている。

 五条は20歳を過ぎに上京しバンド活動。歌手・団しん也(79)の付け人をしながら歌を学び、小林旭(85)のものまねと芝居で活動。2007年「さすらいおはら節」でプロ歌手デビュー。2年前に関西シリーズ第1弾の女唄「大阪グッバイ」を出し、同じ浜圭介の作曲でシングル12作目として同じ女唄の「好きさ神戸」へとこぎ着けた。〝愛の舞台は大阪から神戸へ…〟をキャッチフレーズに、いきなり得意のハイトーンボイスから入る難しい内容。「ファンがカラオケで歌おうとしたら〝前奏が短くて難しい〟と叱られました。その分テンポとリズムが良くなじみやすいです」と説明。

「新曲は社交ダンス衣装で」と話す五条哲也

 歌での師匠を持たないが、デビュー曲の徳久広司だけでなく、岡千秋、杉本眞人、水森英夫らヒットメーカーの作曲家から次々楽曲を提供されてきた。「元々、旭さんの物まねで芸能界入りしたこともあって、地声が高音。それを先生方に買って頂いて有り難いこと。早く恩返しにヒットを出したい」と意欲的。

 今作で初めてヘアスタイルを短くし、衣装も初めてタキシードを着用。「実は数年前から趣味で社交ダンスを始め、この服はその衣装。髪は似合いますか?」とまんざらでもなさそう。

(畑山博史)