大阪の外国人観光客 消費額過去最高 2023年は約9210億円

インバウンドであふれる難波界わい
インバウンドであふれる難波界わい

 大阪観光局は、2023年に大阪を訪れたインバウンド(外国人観光客)が約980万人だったと発表した。新型コロナウイルス流行前の19年(約1153万人)には届かなかったが、外国人観光客の府内での消費額は過去最高となる9210億円にのぼった。

 1人あたりの消費単価は19年の約3・1倍、円安を追い風に高額品などの消費が増え、欧米やオーストラリアなどから長期間滞在する観光客が増加したことが要因とみられている。

 観光局では、オーバーツーリズムや観光業の人手不足にも対応しながら、年間1400万人のインバウンドの来阪を目指す考え。