【大阪・関西万博】大阪から世界へデジタルネイチャーを発信

シグネチャーパビリオン「null²」外観(©2023 Yoichi Ochiai / 設計:NOIZ / Sustainable Pavilion 2025 Inc. All Rights Reserved.)

大阪・関西万博 落合陽一さん パビリオン「いのちを磨く」詳細発表

 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を運営する日本国際博覧会協会は18日、落合陽一テーマ事業プロデューサーが手がけるシグネチャーパビリオンの展示内容の記者発表を行った。

 パビリオンのテーマは「いのちを磨く」で落合さんが手がけるのは、プログラミング用語で「コンピューターに何も入っていない」という意味の「null」から命名されたパビリオン「null²(ヌルヌル)」。外観は鏡の膜のような特殊素材できている。パビリオンの中では来場者が外見や声や話し方をスキャンされ、アバター(自らの分身)を作ることができる。記者発表会では、落合さんと建築デザインを担当したNOIZ 豊田啓介氏が、SNS映えを超越した現地必見の「null²」の建築についてVRも交えて紹介。デジタルヒューマンになった落合プロデューサーのMirrored Body®も披露された。同パビリオンの竣工は2025年1月を予定。

 落合さんは「null²と名付けられた2025年日本国際博覧会シグネチャーパビリオンは、フィジカルとデジタルの境界を併せ持ち、デジタルネイチャー(※)を象徴する建築物です。万博を通じ大阪、日本から世界へデジタルネイチャーを発信するべく製作に尽力していきます」とメッセージを送っている。

デジタルの落合プロデューサー(落合プロデューサーのMirrored Body®)

※デジタルネイチャー/環境と技術が融合する計算機時代の自然観。