大阪府・市「スーパーシティ型 国家戦略特区」政府認定 規制緩和と、先端的なデジタル技術で活性化

 複数分野の先端的サービスの提供と大胆な規制改革等によるスーパーシティの実現をめざす大阪府と大阪市は「第60回国家戦略特別区域諮問会議」で、大阪市域を対象に「大阪府・大阪市 スーパーシティ型国家戦略特別区域区域計画」について政府の認定を受けた。

 同国家戦略特区は、特定の地域ごとに規制緩和を実施しながら、先端的なデジタル技術の実装に取り組み、地域の課題解決や活性化を目指す。大阪府は広域データ連携基盤「ORDEN(オルデン)」を整備し、移動・物流等の分野において先端的区域データ活用事業活動を実施する。大阪市は外国人起業家の在留期間の延長など市内における創業活動を促進する。

 また、大和ハウス工業が、大阪駅前(大阪マルビル跡地)で、大阪・関西万博の会場と大阪駅の間を結ぶシャトルバスのターミナルの仮設待合所を建築し、来場者の円滑な輸送を支えることで、大阪・関西万博の円滑な開催を通じた先端的サービスの社会実装を推進する。