大阪シティ信用金庫と公益財団法人大阪産業局が共催する「大阪ヘルスケアビジネスコンテスト」の最終審査が10月27日、QUINTBRIDGE(都島区)で行われ、審査の結果、大阪府知事賞(最優秀賞)に、ayumoの「歩行動画を活用した運動機能のAI評価・改善支援サービス」が獲得、事業化支援資金50万円が贈られた。
同コンテストのテーマは〝ヘルスケアDXビジネスへの挑戦!〟。健康寿命延伸や事業化に向けたビジネスプランが審査の対象で、受賞者には事業化資金や進捗管理などの支援が行われる。主な審査基準は、大阪府内・府内開設予定の事業者で、新規性・革新性・実現性や将来性などの観点に重点を置く。
会場では、2次審査で選ばれたファイナリスト10社が7分間のプレゼンテーションに挑んだ。大阪府知事賞の桑田佳幸代表取締役は「中高齢者の運動機能は、歩行動画から問題があると気付かせてくれた。必ずサービス化につなげていくので楽しみにしてほしい」と喜びを語った。優秀賞に牛乳石鹸共進社「コップ一杯の水で爽快な湯あがりを提供する『YUAGARI』」、大阪シティ信用金庫賞にはエスエイビジョンの「体幹が安定することで変化を感じる。日常生活の質向上を『メガネレンズ』で実現!」、MARBLANCの「お肉を科学し、『美味しい』をアップデートする食肉D2C」が選ばれた。
最後に、審査委員長を務めたBCCの伊藤一彦代表取締役は「社会的課題を捉え、斬新なアイディアを高く評価したい。今後は事業計画をしっかり立案し大阪の社会活動に繋げてほしい」と講評した。