吉本新喜劇・間寛平GM(ゼネラルマネジャー)(74)の定例月例会見が大阪市内で行われ、10月8日夜になんばグランド花月(NGK)で開催する「吉本新喜劇まつり2023」について説明した。
新喜劇総選挙で2年連続トップを取り、今春晴れて座長昇進したアキ(54)は「まつり」で初の演出担当。通常公演はおおよそ20人以内の出演者だが、投票上位の座員25人と世代別じゃんけんで勝ち上がった5人の計30人という総数に、構成上の苦労は相当なよう。
アキは「お祭りやから、全員が目立つように、台本より中身の企画を優先したい。すっちー座長のすち子と僕のアキ子が組んで、強烈な大阪のおばちゃんキャラを見せるつもり。じゃんけん勝ち上がり組はイジリ倒したいすね」と、すでにプランは着々。
総選挙に立候補し、投票とじゃんけんで敗れた残りの座員50人は、当日はNGK内外で裏方を務める。ボケ役で笑いを取る今別府直之(51)、岡田直子(39)らが劇場入り口でもぎり、場内案内にはコブダイこと多和田上人(36)ら、売店販売はFM大阪DJでブレーク中の桜井雅斗(35)らと豪華な顔ぶれ。劇場1階エンタメショップでは若手座員ユニット「秘蔵っ子」メンバー12人が全員で販売員に。極め付けはいかつい人相を買われた森川隆士(56)ら中年男性座員4人組で、用心棒として入り口に立つ。
寛平GMは「すでに入場券は完売。配信チケットもドンドン売れていると聞きうれしい限り。当夜はNGK全体を新喜劇で一色にし、若手からベテランまで総出でお客さんに楽しんでもらう」と意欲。
限定グッズの総選挙入選者の名前入りTシャツやタオルなども完成。前年9位から今年はベスト10外へと退いた寛平GMは、Tシャツを眺めながら「僕の名前小さいなぁ。来年、もっかい頑張らな」との言葉とは裏腹に、座員活性化へ〝してやったり〟で自信の笑み。
(畑山博史)