関西フィルハーモニー管弦楽団が9月9日、門真市のルミエールホールで、0歳から入場できる親子コンサートを開催した。出演は、関西フィル木管五重奏団の5人。客席を背景にして、舞台にござを敷いて演奏する形式だ。演奏中、参加者らが立っても踊ってもOKというルールで、家族で体をゆらしながら楽しむ姿も見られた。
コンサートではクラシックからおなじみの手遊び歌まで、幅広い曲目を演奏。「犬のおまわりさん24時」では、誰もが知っているメロディにサイレン音が加わった編曲がされるなど、大人でも楽しめる内容となった。
今回のコンサートプロデュースを行ったクラリネット奏者の梅本貴子さんは「親子で楽しんでもらえるコンサートを実現したかった。生の演奏に触れられる機会を、今後も増やしていきたい」と話す。参加した親子からは「舞台に座るのは初めての経験だった。これだけ近い距離で楽器の音色を聴けたのは、貴重な体験になった」との声も上がった。