昔ながらの墓参りができる〝マンション型のお墓〟

2児のパパでもある、太田住職。同寺院は、「サラナ親子教室」や「おてらおやつクラブ」など、子育て支援にも力を入れている

 大阪市北区寺町通にある「浄土宗 蟠龍寺(ばんりゅうじ)」は、慶長13年(1608年)から415年も続く長い歴史と伝統がある寺院。梅田や南森町から徒歩圏内にありながら、ビジネス街にあるため、休日は静かに参拝できるという。

 近年墓離れなど耳にするが、蟠龍寺では〝マンション型のお墓〟である「納骨墓(のうこつぼ)」を建立している。金銭面や後継ぎ問題など現代の悩みに寄り添った形の新しいお墓のスタイルだ。

 太田竜祐住職は、「故人に会いに行く場所は必要です。亡き方の背中を流すようにお墓を洗うと、和らいだ表情が目に浮かんでくる。ご生前好きだったものを供え、きれいなお花を捧げ、思い出話や近況報告をしたり、胸の内を聞いてもらう場所になればと願っています」と墓参りの意味を諭してくれる。

納骨墓

◾️蟠龍寺(ばんりゅうじ)/大阪市北区野崎町4-1/電話06(6312)1578
https://banryuji.net