
ショッピングモールで「いらっしゃいませ〜」、駅で「次は〜大阪駅〜」、テレビをつけると「さあ、続いてのニュースです」。この、ちょっと鼻にかかったような声、聞いたことありませんか?そう、全部“鼻声”なんです。
鼻声にすると、声のトーンが自然と上がって、なんだか親しみやすくなる。しかも音がストーンと遠くまで届く。駅のホームでも、店内でも、情報をクリアに伝えたいときって、意外と“鼻に乗せた声”が効果的なんです。
ニュースのアナウンサーも、ちょっと鼻にかけて話している。「さあ、続いてのニュースです」――あの独特の響き、あれも一種の“技術”なんですよね。人に何かを“届ける”とき、実はとても優秀な発声法なんです。
「鼻声」それだけで、ちょっと優しい世界ができている気がするんです。
ラジオDJ・タレント・作家をこなす関西では絶大な知名度とウィットに富んだ巧みな話術を操る唯一無二の存在。「関西エンタメ界のタレ目王子」として、さまざまなラジオやテレビに出演。「くっすん」の愛称で親しまれた。現在、『苦手な会話がうまくなる U.K.に学ぶ「しゃべる」技術』をテーマに動画、新聞連載、講演&講義を展開。自著『ONLY U. 親卒で才能を開花せよ!』を出版し、守口市の「もりぐち夢・未来大使」も務める。
