コミュニケーションライター/黄本恵子

恋人や夫婦間で「ちゃんと愛情表現をしているつもりだけど、どうも相手はしっくりきていないようだ…」と感じたことはありませんか?
どんな愛情表現が響くかは、男女間で大きく異なります。
女性の場合、「話を聞いて寄り添ってくれる」「かわいい、好き、などの言葉をかけてくれる」「小さな変化に気づいてくれる」などの行為で愛情を感じることが多いです。
男性の場合、「あれこれ言わず信じて応援してくれる」「頼りにしてくれる」「甘えてくれる」時に愛情を感じることが多いです。
また、〝優位感覚〟が異なるケースもよくあります。優位感覚とは、情報をインプットし、理解し、表現するときに、最もよく使う感覚の違いのことです。大きく分けて【視覚優位タイプ】【聴覚優位タイプ】【身体感覚優位タイプ】の3つがあります。それぞれのタイプによって、大切にしている価値観や心に響く表現が異なるため、コミュニケーションのすれ違いが起こるのです。
各優位タイプの特徴と伝わる表現のコツは以下の通りです。

視覚優位タイプ(Visual)
特徴=「見た目」や「雰囲気」に敏感。オシャレな人が多い。絵や映像で説明されることを好む。頭の中で映像を思い浮かべながら話すので、早口の傾向がある。
伝わる愛情表現のコツ=身なりをきちんとする、花など美しいものをプレゼントするなど、「目で見て感じられる愛情表現」を意識すること。また、相手の見た目の変化を感じ、それをほめ言葉として伝えることも大切です。
聴覚優位タイプ(Auditory)
特徴=「言葉の使い方」や「声のトーン」「音」に敏感。会話を重視し、「ちゃんと気持ちを言葉で伝えたい」と思う傾向が強い。
伝わる愛情表現のコツ=直接「ありがとう」「大好きだよ」など口にすること。LINEなどのメッセージよりも、電話や会話の時間を増やしたり、優しい声で話したりすることで愛情を実感してもらえます。
身体感覚優位タイプ(Kinesthetic)
特徴=身体的な感覚や感触を大切にする人。「~な感じ」「しっくりくる」といった感覚的な表現をよく使う。身体を使って覚えることが得意。ゆっくり話す人が多い。
伝わる愛情表現のコツ=ハグや手をつなぐなど、スキンシップを大切にすること。また、落ち着ける空間で一緒に過ごす、自然の中で一緒にスポーツをする(体を動かす)などのデートで会話をすると心を通い合わせやすくなります。
あなたはどのタイプで、パートナーはどのタイプでしょうか?
大切なのは、自分がしたい愛情表現だけではなく、相手が大切にしている愛情表現もすること。
男女の違いや優位感覚を理解し、相手に合ったコミュニケーションができるようになると、2人の関係はこれまで以上に親密に、心地よいものへと育っていきます。

黄本恵子(きもと けいこ)
大阪市出身。1980年生まれ。関西大学社会学部卒業。心理学について学びを深め、人間関係に悩む人々のカウンセリング業務に従事。その経験を活かし、家族間や男女間のコミュニケーションについての記事を大手WEBマガジンにて執筆。ビジネス書の編集・執筆協力にも多数携わる。米国NLP協会認定 NLPマスタープラクティショナー。
〈メディア出演〉ニュース番組『新・情報7daysニュースキャスター』に出演。「高齢者の親に免許返納を促す伝え方」についての記事が反響を呼び、取材を受ける。朝の情報番組『ビビット』に出演。「2歳児ができること」について紹介した記事が取り上げられる。
