大阪・関西万博閉幕 夜空に〝巨大ミャクミャク〟

国内最多3000機のドローンが彩る壮大フィナーレ

 閉幕日を迎えた10月13日、日本国際博覧会(大阪・関西万博)の会場上空に、公式キャラクター〝ミャクミャク〟が夜空に出現した。フィナーレショー「One World,One Planet.」のクライマックスとして実施された国内最多(※)3000機によるドローンショーが、半年間続いた夜空の演出を締めくくった。

 総勢2220機で縦約215㍍、横約185㍍、奥行き約60㍍の立体的な〝巨大ミャクミャク〟が登場。手を振るように光を動かし、観客へ感謝のメッセージを届けた。さらに、花火を搭載した機体や、従来比約6倍の輝度を誇るフラッシュモジュール搭載ドローンも使用。夜空いっぱいに「地球の多様な命が響き合う姿」を描き出し、「One World,One Planet.」のテーマを象徴的に表現した。

 演出を手がけたのは、ドローンショーの企画・運営を行うレッドクリフ(東京都港区、佐々木孔明代表取締役)。同社は万博の協会企画催事プラチナパートナーとして参画し、準備期間を含む3月17日から閉幕日までの間に累計14万194機を飛行させ、ギネス世界記録「Most multirotors/drones launched in a year(一年間に飛行させたマルチローター/ドローンの最多数)」を新設カテゴリーで樹立した。同社にとって万博期間中2度目の認定となる。

 同社の佐々木代表は「約半年間にわたり万博の夜空にドローンショーを届け続けることができたのは、観客の皆さま、そして多くの関係者の皆さまのご支援とご協力のおかげです」と語った。

※2025年10月13日時点、同社調べ。

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