心を癒やす幸福の色彩 イ・スドン大阪展

 韓国の人気画家イ・スドン(李秀東)氏の絵画展「イ・スドンの大阪展」(後援:スギタグループ・イダム文化芸術財団)が、10月11から19日まで大阪・心斎橋の「ギャラリーササキ商店」で開催される。入場無料。

イ・スドン氏

 同展は昨年に続き3回目。「縁、縁につながる。」をテーマに、新作を中心とした約30点を展示する。イ氏は1960年、韓国・大邱生まれ。嶺南大学で美術を学び、当初は激しいタッチの絵を描いていたが、子どもが作品を怖がったことを機に「人を幸せにする絵を」と作風を転換。以後、童話の挿し絵のような優しい色彩とユーモアに満ちた作風で注目を集め、日本でもドラマ「冬のソナタ」「秋の童話」の題字や劇中画を手がけたことで知られる。

 「絵を通じて現代人が癒やされ、幸せを感じてほしい」という思いを込めて描き続けるイ氏。展覧会では愛をテーマにしたシリーズや、四季を切り取った作品も披露される。代表作には、恋人が花畑で過ごす様子を描いた「花畑で」や「花風」、「彼女の海」などがある。

花畑で
花風
彼女の海

 イ氏は「日本で展示会を開くのは念願でした。今回も多くの方に作品を通じて“愛”や“幸せ”を感じていただければうれしい」と話している。

 場所は大阪市中央区心斎橋筋1-6-4 佐々木ビル3階。電話080(410)0156、ギャラリーササキ商店。

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