
守口市議会は8月19日、2025年度一般会計予算案を市長の修正案を経て賛成多数で可決した。市の補助金不適切支出や教育委員会の中立性をめぐる問題で審議が難航し、当初成立予定だった3月から約5カ月遅れる異例の事態となった。

異例の5カ月遅れで予算可決 補助金疑惑と教育長問題で混迷
守口市議会は8月19日、令和7年度一般会計予算案の市長修正案を経て賛成多数で可決した。本来3月に成立すべき予算が約5カ月遅れたのは、市スポーツ団体への補助金不適切支出疑惑や教育委員会をめぐる政治的中立性問題が要因で、市民生活に大きな影響を及ぼした。暮らしの応援券配布や中学校給食無償化といった新規事業が先送りとなり、暫定予算での対応を余儀なくされていた。
議会は審議の中で補助金の扱いや教育委員会の体制を厳しく追及。市長への辞職勧告決議まで行う事態に発展したが、瀬野憲一市長が補助金減額修正や調査体制の見直しを表明し、元スポーツ協会副理事長の教育委員会ポストからの退任を提案。これを踏まえて議会が予算案を承認した。
西田久美議長は「市民にご心配とご迷惑をおかけした」と謝罪しつつ、議会のチェック機能を果たす必要があったと強調した。瀬野市長も「ひとまず安堵しているが、市民への影響は申し訳ない」と陳謝。新規事業については年内実施を目指す考えを示した。
