
関西を拠点に、建設事業を軸に都市開発を進めている、リバー産業(大阪市中央区、河啓一社長)は、社会貢献活動の一環として、2013年から毎年のように大阪市に寄付を続けており、1日、大阪市役所で横山英幸市長から同社に紺綬褒章が授与された。大阪市の感謝状贈呈もあり、河社長は「戦時中、小学校の給食で食べたダイコン二切れが入っただけの汁がおいしく、ありがたかった思い出が忘れられない。貧者の一灯として、今後も寄付を続けていきたい」と述べた。
紺綬褒章は、公益のために私財を寄付した個人、団体に国(内閣府)が授与する褒章。今回の褒章伝達式は2023年度の寄付が対象で、「大阪・光の饗宴」の御堂筋イルミネーションに2500万円、子供の貧困対策に1500万円の計4000万円を寄付した取り組みが評価された。
大阪市の感謝状は6月に同社が行った1000万円の寄付に対してのもので、横山市長は「子供の貧困対策と御堂筋の魅力アップの取り組みについては、行政としても力を入れているが、不十分なところもあり、積極的な寄付活動の支援は大変ありがたい。大阪の発展のために有効活用していきたい」と感謝した。