夜になるとかなり目立つ照明で浮かび上がるチュニジアパビリオン。
アフリカ北部に位置し、地中海に面した国で、イタリアとは目と鼻の先の位置にあり、アフリカの文化と欧州の文化が混じり合うイスラム圏の国。そんな同国の館内は２つの部屋と別空間が設けられている。
１つ目の部屋では３６０度、壁４面を使った映像が流れ、チュニジアの過去からの振り返りが紹介されている。
映像が終わるとドアが開き、通路へ。そこは星空の天空と砂漠をイメージした空間になっている。
突き当たりまでいくと壁に小さな穴が空いていて、覗き込むと、そこはスターウォーズの映画のシーンが展開されている世界。
スターウォーズの映画の一部はここチュニジアで撮影されていた。その撮影されたシーンがみられるようになっているので、ファンにとっては穴場スポットかもしれない。
次の部屋では、チュニジアの著名人や偉業を成し遂げた人たちのイメージが壁に投影され、紹介されている。
そこを出ると別空間が待ち構えていた。ミニカフェがあったり、民芸、工芸品が並んでいたり、広いスペースにはテーブルがあり、そこでカフェで購入した商品を食べたり飲んだりと来館者は思いのままに時間を過ごしていた。
イスラム教国なのでカフェの食べ物や民芸、工芸品はその文化の影響を強く受けていることを感じられる。
また壁には巨大なオリーブの木が、小さなタイルを使って描かれていた。このオリーブの木は樹齢２５００年だという。
パビリオンの出口から外に出るには、白い花で作られた花のトンネルを抜けていく。
常にいる訳ではないが、チュニジアパビリオンの前で、ロクロを回して小さな陶器のツボのようなものを作ってくれる男性がいる。
足で器用にロクロを回しながら、両手で鮮やかに形作っていく様子はお見事。気に入ったツボのデザインを伝えると、その場でオリジナルツボを作ってくれて購入できる。
型取られたツボは焼いて仕上げて２０～３０分後に取りに行くと完成しているようだ。
ハンドメイドでオリジナルなお土産としてはかなりポイント高いのではないだろうか。