猛暑の影響で訪日外国人客は8〜9月に一時減少する傾向がある。大阪では万博開催でにぎわう一方、宿泊施設は国内客の取り込みに動く。

酷暑の8、9月 訪日客は一時的に減少か
大阪・関西万博開催の影響もあり、大阪の市街地には大勢の外国人旅行客が訪れにぎわっている。しかし、酷暑の8月〜9月は訪日外国人観光客が一時的に減少する時期でもある。
実際に日本政府観光局(JNTO)の「訪日外客数」の月別推移を見ると、2024年7月が329万人だったのに対し、8月は293万人、9月は287万人と減少。23年も7月の232万人だったのに対し、8月216万人、9月218万人と同様の傾向を示している。
大阪市内にあるホテルの広報担当者は「例年、この時期はインバウンドが落ち着く。すでに宿泊名簿にも現れている。国内客向けにゆったりと過ごせるプランを発信したい」と話している。